記事監修:名倉優子(産婦人科医)
久留米大学医学部医学科卒業。初期研修終了後、東京慈恵会医科大学付属病院で、周産期、婦人科腫瘍など産婦人科全般を診療。現在は茅ヶ崎市立病院に勤務しながら、一般産婦人科クリニックや婦人科健診の診療を行なっている。
妊娠線はゼッタイに残したくない!そう思われている妊婦さんは多いのではないでしょうか。実際に、 約7割の妊婦さんは妊娠線が残ると言われています。しかし、きちんとケアさえすれば悩む必要はありません。当サイトでは、絶対に妊娠後もすべすべ肌でいたいと考えていらっしゃる方のために、正しいケア方法とおすすめクリームをご紹介します。
目次
妊娠線予防は早めが決め手!:妊娠線クリームとは?
妊娠線予防クリームとは、肌の乾燥などが原因で発生してしまう妊娠線を予防する効果のある、油分を多く含んだクリームのことです。
妊娠線予防クリームは通常のボディクリームよりも高い保湿力・油分量のため、肌を柔らかく保ち、妊娠線を予防する効果が期待できます。
開始する時期として、お腹があまり目立たない妊娠初期からのケアがオススメです。妊娠中期~後期にかけて正しくケアをしなかったせいで妊娠線ができてしまった!という声はよく当社にも寄せられます。
そもそも妊娠線ってなんでできるの?できやすい人ってどんな人?
そもそも妊娠線とは、どういったものなのか存じていない方も多いでしょう。妊娠中のお腹は、赤ちゃんの成長などで、平均して1.7倍もの大きさになります。
お母さんのお腹は、赤ちゃんの成長によって日に日にお腹の皮膚が伸びていきます。それによって、皮膚を構成する「真皮」と呼ばれる部分が裂けてしまうことで見られる断裂痕のことを妊娠線と言います。
更に、かゆいと感じてひっかいてしまう妊婦さんの声が多くありました。お腹の痒みが気になり始めて、ひっかいてしまうと妊娠線が出てしまったり、くすみにもつながります。痒くてもひっかかないように気を付けましょう。
妊娠中のお肌専用クリームを選ぶときの大事なポイント!
妊娠線を予防するためにはとにかく正しいクリームを見つけることが重要です。ママデビュー編集部が妊娠線予防クリームを選ぶ際に重要なポイントをいくつかご紹介しますね。
POINT①:保湿力・肌の弾力性を高める商品を選ぶ
最重要なポイントが、肌のうるおいや柔らかさをサポートする成分が配合されているかです。妊娠線予防クリームは通常のボディクリームよりも長い時間保湿が継続することも求められますし、皮膚が柔らかくなることで真皮が避けることを防ぐ役割もあります。
POINT②:天然由来成分を使用しているか
もう一つ重要なポイントは、成分が天然由来を意識して作られたものかです。妊娠中の皮膚は非常にデリケートなため、オーガニック成分でできたものや、弱酸性・低刺激・無添加、なものにこだわりましょう。
特に産後も継続して使用する場合は、あかちゃんに頬ずりしたときにも赤ちゃんにも使える弱酸性であることも重要です。
POINT③:抗炎症成分配合で、かゆみやくすみのケアができるものを選ぼう
妊娠線予防ができ始めの時は、大きくなったお腹が徐々に痒くなる方が多くいます。ひっかいてしまうと妊娠線ができてしまうので、極力かゆみケアができるものを選びましょう。
また、この時期はホルモンバランスの変化で、同時に乳首やわきの下など、デリケートゾーンが黒ずみを起こすことがあります。そのような妊娠中の細かい悩みにも対応できるものが最近は多く発売されております。
先輩ママが大絶賛!おすすめ妊娠線予防クリーム6選発表
1位:mitera organics – ミテラオーガニクス
mitera organicsはデリケートで敏感肌なママさんのために開発されたおすすめの妊娠線ケアクリームで、第3者機関の調査でも「先輩ママが選ぶ妊娠線予防クリーム人気No.1」にも選ばれました。
高い保湿力と持続性、かゆみとくすみのダブルケア処方のハイブリッド製品となっています。天然由来成分にもこだわり文句なしの最優秀アイテムです。
香りは微香性と無香料の2タイプから選べるため、つわりの時期や赤ちゃんと一緒に使う場合は無香料を選びましょう。
また、皮膚科医監修のもと開発されたので安心です。
6つの無添加項目もクリアしており、赤ちゃんと一緒に使っても安心です。
- 着色料
- アルコール
- 鉱物油
- 石油系界面活性剤
- 合成香料
- パラベン
こんな人におすすめ
- 過敏肌の方
- 無添加にこだわりたい方
- かゆみやくすみも一緒にケアしたい方
2位:ナチュラルサイエンス ナチュラルマーククリーム
お次におすすめなのが、保湿力の高さが特徴のナチュラルマーククリームです。香りは無香料タイプのみの発売となっております。
ナチュラルマーククリームは多くのお母さんから愛されている妊娠線予防クリームです。こってりとした使用感で、1日2回の使用で24時間持続します。肌の潤いを保つのに最適なクリームとして人気があります。
ナチュラルマーククリームは赤ちゃんと一緒に使えるように、弱酸性・自然由来成分にこだわって作られており、優秀な製品となっています。
一方で、医師監修無し、かゆみ抑制成分無し、などで評価が下がっております。
3位:mitete 女性100人の声から生まれたマタニティクリーム
Miteteは葉酸サプリも発売している会社です。そのため成分にも葉酸が配合されています。価格が非常に低くお買い求めやすいため、人気の製品となっております。
服に張り付かない、さらっとしたテクスチャーの妊娠線予防クリームですが、妊娠中の冷え性にも効果があり、「グルコシルヘスペリジン」という成分が、肌を温めてくれます。ビターオレンジの爽やかな香りが特徴で、妊娠中にも気にならないのが安心です。
4位:BELTA ベルタマザークリーム
ベルタマザークリームは妊娠中から産後まで使えるオーガニックボディケアクリームです。
無添加にこだわっているベルタのクリームは、乾燥にとても効果が期待できます。赤ちゃんにも安心して使用できます。
ただし、編集部が実際に使った感想としては他社の妊娠線予防クリームと大きな差別化ポイントがなかったため、この順位となっております。
5位:ピジョン 保湿ボディケアクリーム
産婦人科医や助産師、先輩ママの声を元に開発され、無着色・パラベンフリー・アルコールフリー・弱酸性が特徴のクリームです。
体験を元に開発されたクリームですので、特に妊娠中から産後、赤ちゃんにまで安心して使用することができます。塗るだけで効果があるので、朝の時間帯や乾燥を感じた際にオススメのクリームです。
全国のドラッグストアでも販売があるため、手軽に最低限の要素が揃った妊娠線予防クリームを買いたい方にはおすすめです。
6位:ノコア アフターボディトリートメントクリーム
ノコアはオーガニック成分を配合した妊娠線予防クリームです。特徴としてはできてしまった妊娠線を治すことを目的としており、より保湿力や補修力が備わった製品ともいえるでしょう。
妊娠線に肝心な保湿のみならず、コラーゲンの生成を促す作用により、肌を引き締める効果が期待できます。また、妊娠線の予防だけでなく、セルライト対策にもなるのが特徴です。オーガニックネロリの香りは、癒し効果があることでも有名です。
一方で価格が高いため、妊娠線ができてしまったけどどうしよう・・!という方にはおすすめです。
まとめ:妊娠線予防クリームおすすめ6選
いかがでしたでしょうか?今回はママデビューが厳選した6つの妊娠線予防クリームをご紹介しました。気になる製品がありましたら購入をおすすめします。
記事監修:名倉優子(産婦人科医)
久留米大学医学部医学科卒業。初期研修終了後、東京慈恵会医科大学付属病院で、周産期、婦人科腫瘍など産婦人科全般を診療。現在は茅ヶ崎市立病院に勤務しながら、一般産婦人科クリニックや婦人科健診の診療を行なっている。
※1 参考文献:ユニ・チャーム:おなかが妊婦らしくなってきた! 妊娠線って必ずできるの?
※2 参考文献:あたらしい皮膚科学 第2版 18章 真皮、皮下脂肪組織の疾患